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令和2年度 たいよう組 食物連鎖

ご家庭で食物連鎖についてお子さんとお話したことはありますか。
少し難しいお話になりますが、生きているうえでとても大切なことです。

2月25日、たいよう組で食物連鎖についての食育を行いました。
絵本やイラスト等を使いながらなるべく簡単に説明できるよう工夫し、伝えました。

導入として、保育士に食物連鎖の絵本を読んでおいてもらいました。
長めの話ですが、集中して聞けていたようです。

まずは、陸上の生き物のつながりの説明です。
「イモムシは何を食べるだろう?」
「葉っぱ!!」と元気に答える子どもたち。
そこから始まり…
葉っぱをイモムシが食べて、イモムシをミソサザイが食べて、ミソサザイをタカが食べる。
ここまではみんな理解していました。
最後にはシルエットのイラストでタカのおなかの中を見せ、「タカは葉っぱを直接は食べていないけれど、タカが生きるためには葉っぱも必要なんだね。」とつながりを説明すると、わかった子とよくわからないという子が。
もう一度ゆっくり説明すると、
「あ、わかった!」と、なんとか伝わった様子。

次は海中の生き物のつながり。
今度はマグロから始めました。
「マグロは何を食べているのかな?」
絵本に出てきた内容だったので、子どもたちは自信をもって「イワシ!!」と元気に答えていました。
マグロはイワシを食べて、イワシはオキアミを食べて、オキアミはプランクトンを食べる。
またシルエットのイラストでマグロのおなかの中を見てみると、
「マグロが生きるためには、プランクトンも必要なんだね。さっきと同じだね。」
また何人かわからない子がいたのでゆっくりともう一度説明。

「そういえば、みんなもマグロ食べるよね?」
「食べるー!」「お寿司とか、お刺身だよね。」
「そう。ということは、このつながりは人もつながっているよね。そうやって考えると、みんなが生きるためにはプランクトンも必要ってことだよね。」
「本当だ!」と、興味津々に聞く子どもたち。
「こういう生き物のつながりを“食物連鎖”って言います。」

他の生き物でも考えてみよう。
「りんごは、どんな生き物が食べる?」
「なんだろう」と考える子どもたち。
わかったら「はい!」と手を挙げて答えます。
「人!」「鳥!」「虫も食べるよ」「ゾウも!」「カラス!」「リスもいた!」
次々と答えてくれました。
「そうだね。みんなつながっているね。」
「豚や鶏は何とつながっているかな?」
「豚や鶏は小麦やとうもろこしを食べて、それを人が食べるよね。」

「でも人が生き物を食べる時はそのままは食べないよね。生き物を育てる人やごはんを作ってくれる人がいます。その人たちにも感謝の気持ちを忘れないようにしましょうね。」
「生きるために命がつながっています。だからごはんを食べる時には命を“いただきます”と感謝の気持ちを大切にして食べましょう。」

子どもたちはわかったとは言っても理解はできていないと思います。難しいお話なので、小学校へ行って勉強する際、少しでも「これ保育園でやったかも」と覚えていてくれると嬉しいです。理解するには繰り返し伝えていかなければなりません。大切なお話なので、ご家庭でも時間のある時にぜひお子さんと一緒に考えてみてください。

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