にじいろ保育園ブログ

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にじいろ保育園 浜田山

うみぐみ 「ぼくも一緒にお絵描きしたい」

公園で遊んでいたときのこと。

良い長さの棒を見つけた〇くんと☆くんその棒を使って、お絵かきを始めました。

「一緒に描いていい?」
「いいよ」
「これは地図!ここは先生のおうちで、〇くんのおうちは遠いからここにしよっと」

なんて話をしながら描いていると、一緒にやりたくなった△くん。〇くんの描いている絵に棒で線を描き足しました。

〇くん「やめてー!」
△くん「一緒にやりたかった・・・だって一緒にやりたかったんだもん・・・」

〇くんにやめてと言われた△くんは☆ところへ行って、またまた線をグイッと描きました。

☆くん「やだよ!!!」
△くん「なんで!!一緒にやりたいのに!!」

子どもたちの中で食い違う「一緒に」の感覚。
〇くんと☆くんは同じ空間で別々に描くこと
△くんは1つの絵を2人(3人)で描くこと

意地悪したかったわけではないのに、〇くんのと☆くんの2人に「やだ」と言われた△くん・・・

△くん「やだって言われて悲しくなった・・・悲しかった・・・」と小さい声
保育士「そうだよね。一緒にやりたかったね。けど、描いてたところにえいって描かれるのはどうだろうね」
△くん「やだ」
保育士「えいって描かれちゃったらやだなーって思うんだね」
△くん「うん。」
保育士「そうか。△くんがやりたくても、他のおともだちは違う気持ちの時があるみたいだね。」
△くん「・・・・・」
保育士「一緒にやりたいときはどうしようか」
△くん「いっしょにやってもいい?って・・・」
保育士「そうだね。聞いてみるといいよね。あとは、ここに描いてもいい?とかね」
△くん「・・・・・・・・・・ごめんねしてくる」とまたまた小さい声。
△くん「でも1人じゃ言えない。先生も来て」
保育士「いいよ。一緒に行こう」

△くんと保育士で、〇くんと☆くんのところへ行くと

△くん「・・・・・・・・・・・・・・」なかなか言葉が出てきません。
保育士「△くんがお話があるみたいなんだけど、聞いてくれる?」
〇・☆「いいよ、なにー?」
△くん「・・・・・・・・・・・ごめんね」

とても小さい声で言った△くん。でもちゃんと2人には聞こえていたようで、

〇くん「いいよ。」
☆くん「いいよ。じゃあさまた一緒に遊ぼう」

保育士「いいよだって。良かったね。ただね、△くんも、「やだ!」って強く言われて悲しい気持ちになったんだよね。」
△くん「うん。」
保育士「やめてほしいとき、やだ!じゃなくてなんて言ったらいいかなぁ」
☆くん「いま描いてるよ。」
〇くん「ここには描かないで」
保育士「そうやって言ってくれたら△くんは悲しくならなかった??」
△くん「うん」
保育士「だって。次から言えるかしら?」
〇・☆「うん」
保育士「どうしても困ったら先生を呼んでね。」
子どもたち「わかったー!」

悲しくなった気持ちを堪えて、「ごめんね」と勇気を振り絞った△くん。△くんの「ごめんね」を受けとってくれた〇くん・☆くん。どちらの子どもたちもその子なりにたくさん感じて考えていたのが伝わってきました。

言葉のやり取りが上手になってきたけれど、まだまだ伝えるのって難しい・・・これからも子どもたちと気持ちの伝え方を考えながら過ごしていきたいと思います。


 

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うみぐみ 給食の様子

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うみぐみ 切り紙しました

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